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教員コラム 第1回
「組織成熟度と組織力」

企業の経営品質/経営情報管理論研究担当

経営学部 教授
大西 謙
 私が現在関心を持っている研究テ−マは、経営品質向上プログラムが日本の企業をはじめとする様々な組織の経営革新にどのように役立っているかを理論的・実証的に検討することです。
 経営品質向上プログラムは、「日本経営品質賞の考え方を用いた経営革新を実現する体質を作り上げるための基本的考え方やその手法」ですが、その中心に1995年に創設された日本経営品質賞のアセスメント基準があります。
 アセスメント基準の目指す方向は、「顧客本位に基づく卓越した業績を生み出す仕組み」であり、その基本理念として顧客本位、独自能力、社員重視、社会との調和の4つがあります。
 経営品質向上プログラムは、経営革新を実現する体質(私はこれを組織力と考えたいと思います)作りが目的であるわけですが、このあたりを経営学的にどのようにとらえればよいのでしょう。今関心を持っているテ−マが「組織成熟度と組織力」です。
 組織の評価(アセスメント)を行う評点ガイドラインとして、低い段階から高い段階へ、経営状態がD,C,B、A,AA,AAAの6段階で示されますが、これは、P.B.クロスビ−の「組織成熟度モデル」を基本にしています。成熟度の低い組織の経営は、目的が不明確でその場しのぎの状況対応が行われるのに対して、成熟度が高まるにつれ問題の再発防止につながるプロセス改善ができ、さらに成熟度が高まると未然防止がなされるようになると考えられています。
 今後このテ−マについて検討していきたいと思います。P.Bクロスビ−の「組織成熟度モデル」と評点ガイドラインとの関連性を検討し、組織成熟度と組織力との関連性について考察していきたいと考えています。

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