Q7:経営管理論の答え

 人間が行う生産活動を一言で言うと、「自然」に対して働きかけ、「生産物」を生み出し、「分配」、「消費」して、「廃棄」するという循環運動であると言えます。

 大まかにいえば、産業革命が起きる前までは、その「廃棄物」が地球全体の持つ浄化する力を大幅に超えていなかったわけですが、産業革命以後、「生産」する力が急激に増大し、地球の浄化能力をはるかに超える「廃棄物」を出すようになりました。これが「環境破壊」なのですが、こうした循環の中で、「企業」は、大量にモノを生産する担い手なのです。

 このように、大量に「生産」し、「分配」し、「消費」するには、ヒト・モノ・カネ・情報が適切に「管理」され、結合されなくてはなりません。

 モノを大量に生産するには工場に集まる人を「管理」しなくてはなりませんし、生産した商品を全国、全世界に適切に「分配」するための組織も必要でしょう。さらに、消費者にCM等を使ってアピールする必要もあれば、営業マンがお客さんをまわることも必要でしょう。

 そうすると、大企業における組織は規模が非常に大きくなり、「管理」といっても様々な領域・レベルがあることがわかります。「経営管理論」ではこれら様々な領域を「管理」するあり方を多くの学説を通じて勉強します。

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