ものづくりの現場
ものづくりの現場 詳細
龍谷大学が所在する京都は、ハイテク部品産業を中心に有名企業が集積し、グローバルに活躍する企業がたくさんあります。また、京都と隣接する大阪には世界に冠たる家電企業をはじめ中小企業が多数集まる東大阪があり、まさにものづくりの街と言えます。
これまで、経営学では管理論を中心に製造業をクローズアップしてきました。20世紀の初めのアメリカでは、フレデリック・テイラーという技術者が、モノを生産する際に、科学的根拠に基づく管理をすべきだと提唱しました。工場で働く人の中には、能力が優れていて、生産性の高い人もいれば、そうでない人もいます。テイラーは、工場で働く人が行う各作業について、どれだけの時間がかかるのかをストップウォッチで計測し、標準的な作業時間を算出したのです。そして、これをもとに、1日の公正な作業量を設定し、作業や道具の標準化を行いました。その後も、フォード・システムやトヨタ・カンバン方式など、工場での生産システムは改善が繰り返されてきています。
この科目では、日本の企業の競争力の源泉である高品質の製品を作り出す現場である工場に着目します。そして、人件費の安い中国,ベトナムなどと競争をしなければならない日本のメーカーが、今、ものづくりの現場でどのような工夫を凝らして、グローバル競争に勝ち抜こうとしているのかを学修します。