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Faculty of Business Administration

経営学部

開設科目

財務会計論

財務会計とは、株主、債権者、国家、消費者、従業員など企業の外部利害関係者に対して、彼らの経済的な意思決定に役立つ情報を提供することを目的とした会計のことです。

企業は自らの経営成績、財政状態などに関する会計情報を作成し、これを外部利害関係者に報告しますが、企業における会計情報の作成と報告に対しては、その適正性と公正性を確保するために法律または社会的な慣習による規制が加えられています。このような規制のもとで行われる会計を制度会計といいます。

本講義では、制度会計の解説を中心とした講義を行います。ただし、現行の制度会計の姿を単純に解説するのみでなく、絶えず変化する社会的・経済的環境への対応という視点から、現行の制度会計の特徴および問題点について明らかにします。

会計監査論

会計監査とは、企業の経営者が作成した財務諸表を投資者などが情報として信頼して利用できるように、経営者とは異なる第三者である公認会計士が監査人として行う財務諸表の検査のことです。会計監査論は、財務会計論、会計情報論、国際会計論などと並び財務諸表に関する講義の1つであり、財務諸表を対象として行われる監査とは何か、誰によってどのように行われるのか。監査の結果は何によってどのように分かるのかをはじめとして、財務諸表が監査を必要とする理由となっているさまざまな財務会計上の問題点(欠点、議論が分かれている点などのこと)を解説します。公認会計士として必要な監査の技法ではなく、財務諸表作成者・利用者・監査人として必要な、財務諸表や財務諸表監査に関する高度な知識を提供します。

国際会計論

1980年代に入ってから、企業活動のグローバル化が急速に進展し、企業会計の世界でも会計ルール(会計基準等)について世界標準の導入が急ピッチで進んでいます。会計ルールに世界標準が必要とされる直接的な理由は、資本市場、証券市場のグローバル化によって、投資家が国際的に比較可能な投資情報の提供を求め始めたことにあります。

講義では、主要国の会計制度を国際比較の視点から検討し、会計基準および会計報告書の国際的な統一化・調和化の可能性を探ります。さらに、21世紀の企業会計において、事実上のグローバル・スタンダードとなる「国際会計基準」(IAS,IFRS)について、その誕生の背景、設定機関、基本的な性格および日本の企業会計に与える影響等について時事問題を交えながら説明し、21世紀企業会計を展望します。

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