龍谷大学
  • ENGLISH
  • 中文

龍谷大学経営学研究科ビジネス(MBA)コース集会 生産システムサロン

第23回(2006年6月10日)

第Ⅰ部 フリートーキング

「アジアの金型事情」岸本善男氏((有)金型経営研究所所長)
 ご報告の概要は、岸本氏が参加された型技術協会主催の 第1回タイ・日型技術シンポジウム(2006年5月31日~6月4日)の参加目的やタイの金型企業についてであった。
    ① 参加目的は、アジア自動車産業の実態調査と、金型実態調査、日系企業訪問等であった。
    ② タイ王国の一般情勢について。
    ③ タイの自動車産業=アジアのデトロイトを目指す。生産台数は1998年の15.8万台から2005年には113万台へと回復した。
    ④ 現地金型企業数は約1000社である。トレーニング専門のTGI社の存在には驚かされた。
    ⑤ 結論:タイの自動車産業は日本租界(ソカイ)としての位置づけを確立している。また、今後さらなる拡充が考えられ、欧米メーカーへの対応の検討が必要である。

特別講演

龍谷大学・経営品質研究会(代表:大西 謙・本学経営学部教授、学内5名、学外6名のメンバー)の研究成果を中心にして以下の発表と、それぞれについて質疑応答がされた。

大西 謙氏(本学経営学部教授)
テーマ:社研叢書「持続的変革をめざして-経営品質向上プログラムのすすめ-」を出版して
報告概要:1999年4月以降実施してきた研究会の経緯から始まり、経営品質プログラムと関連用語の説明、クオリティとパフォーマンスの概念、MB(マルコム・ボルドリッ
       ジ)国家品質賞基準の特徴、日本経営品質賞、価値前提の経営などについて報告がなされた。
森山祐輔氏(株)ふわふわスペース研究所社長)
テーマ:「経営品質向上プログラム」の変革原理
報告概要:自己紹介(職務経歴と現在の活動等)に続いて、日・米・欧の経営診断システムの国際比較、経営革新に関わる変革原理=日本的TQCの弱点と戦略思考・価
       値前提、方法論としてのセルフアセスメント、自己変革能力とJQA(日本経営品質賞)のエッセンス、目的設定能力と達成能力、全社的未然防止、反省システ
       ムループなどについて詳細な説明がされた。
中山 眞氏(松下電器産業(株)経営企画グループ)
テーマ:お客様第一への経営品質向上活動-顧客価値に基づく組織変革の取り組み-
報告概要:次の内容で報告がされた。すぐれた企業になるためのプロセス、経営品質向上活動が目指すもの、「組織プロフィール」による経営課題の共有、2006年度日
       本経営品質賞フレームワーク、経営品質の達成度測定、社内での経営品質活動の取り組み、セルフアセスメントの総括(2004年当時)、Aレベルを目指した全
       員参加による経営改革、社内事例、経営品質のスパイラルアップについて。

第Ⅱ部 懇親会

→一覧へ戻る

▲このページのトップへ戻る