龍谷大学
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龍谷大学経営学研究科ビジネス(MBA)コース集会 生産システムサロン

第27回(2008年6月7日)

特集・テーマ:日本企業の生産性・収益性は低いのか?―その比較考―

第Ⅰ部 フリートーキング

話題提供

「生産性計算:小考察」 人見勝人氏(前・本学経営学部教授)
 報告概要:生産性の歴史と意味、物的生産性・価値生産性・限界生産性などについて、それらの国際比較、トヨタの生産性分析、全要素生産性・生産性向上手段、など
        について詳述された。

特集・テーマについて:報告

テーマ:「生産性、全要素生産性について―マクロの視点から―」石倉 弘樹 氏(大阪学院大学 企業情報学部教授)
報告概要:問題意識、生産性とは、経済指標としての生産性、労働生産性国別比較、労働生産性向上の要因、TFP(全要素生産性)とその解釈などについて報告が
       なされた。
テーマ:Fortune 500 Global 掲載日系企業の成長と衰退の要因―ミクロ(企業組織内)の視点から― 田中 一生 氏(塩野義製薬[株]内部統制室次長)
報告概要:報告の経緯、Fortune 500 Global(2007)の概要と分析、企業別比較考察(ウオルマートとSONY)、日本企業を強くするために、 生活の質向上とTFPなどに
       ついて詳しい説明がなされた。

報告に関するコメント

「会計学の立場から」原 光世 氏(経営学部教授)
報告概要:日本企業の生産性・収益性の実態について、米国企業と比較しながら分析を試みた。指標としては、ROA(総資本利益率)をベースにして、日米のトップ企業
       を比較する米国企業の優位が続いている。その主たる原因は、付加価値率の差にあるが、その根本原因として日米企業の経営目標の違いに注目すべきで
       ある。
「企業経営の立場から」福井 則夫 氏(前・[株]鯖江村田製作所 事業所長・専務取締役)
報告概要:業種別の業績比較、使命・基本思想・基本姿勢からみた企業の位置づけ、ビジネス戦略、ものづくり戦略、収益戦略、などについて比較資料をもとにコメントが
       なされた。
「本サロンでの議論経過から」由井 浩 氏(経営学部教授)
報告概要:本サロン初期の頃からこのテーマに対して継続的に関心がもたれてきたことや、日米企業の経営比較、日本企業の競争力、組織力と現場力について配付
       資料に基づいてコメントがされた。

第Ⅱ部 懇親会

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