龍谷大学
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京都産業学センター

京都産業学センターよりご挨拶

京都産業学センターは2002年4月に、大学院経営学研究科の付置機関として設立されました。おかげさまで満20年の節目を迎えました。幸いにもわたしは20年間にわたるセンターの歩みにじかに接することができましたので、さまざまなことが懐かしく思い出されます。

北澤康男、政岡光宏、重本直利の3先生がセンターの設立に向けて検討を進めている様子も、報告を通じてではありましたが、熱気を実感できました。北澤先生の後任として着任されました西口光博先生のことも懐かしく思い出されます。残念ながら西口先生は2006年3月に64歳という若さでご逝去されました。京都の伝統産業に造詣の深い先生から最も多くのことを学ぶことができたらと悔やまれます。

センターの事業は経営学部の教員を中心にして担われてきました。それぞれが専門分野を持ちながらも「京都産業を学ぶ、京都産業から学ぶ」「新しい形の産官学連携を創造する」「京都産業を学の立場から発信する」ことに共同して取り組んできたところです。他学部の教員や学外の皆さまの協力も大きな力となりました。改めて感謝いたします。

さて、2年以上にわたるコロナ禍のもとで、京都産業学センターの活動も試行錯誤を繰り返しております。昨年のご挨拶でも述べましたが、コロナ禍が日常化しているもとで、京都産業学の研究をどのように発展させていくのかが問われていると思います。これも昨年と同様に記させていただきますが、わたしたちが研究の対象とする京都企業のみなさんは、コロナ禍でもたくましく、そして創意工夫しながら事業を推進されています。京都産業学センターもそこから学ぶべき点が多いと思います。

京都産業学センターは決意を新たにして、この1年も取り組んでまいります。わたし自身も引き続きセンター代表として力を尽くしていく所存です。

産業界・自治体等の皆さまの積極的なご参加・ご協力をお願い申し上げる次第です。


2022年4月
龍谷大学・京都産業学センター代表 細川 孝

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