龍谷大学
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京都産業学センター

研究テーマ

2019年度研究テーマ
京都の自治体を中心とした地域産業政策の現状と課題に関する研究 代表 白須 正

これまで、地域産業政策は、国の政策を都道府県が受け皿となり、市長村におろしていくというのが一般的なスタイルで、独自に体系的な地域産業政策に取り組む自治体は少なかった。しかしながら、近年、地域振興・活性化の流れの中で、多くの市町村が独自の地域産業政策の構築に向けた取組を始めている。京都においては、京都市は政令指定都市として大きな予算と職員という体制を持ち、これまでから独自に地域産業政策を進めてきたが、グルーバル化の進展やインバウンド観光客の急増の中で、新たな政策が求められている。一方で、京都府下の市長村では、地域産業政策としてどのような取組が進められてきたのかもこれまで研究されたことがない。本共同研究では、これまでの研究成果を踏まえ、今年度は京都市や京都府下の自治体の地域産業政策の状況をより詳しく把握するとともに、全国の先進自治体の取組も学び、比較検討を加えながら、地方自治体の地域産業政策について考察することで、京都における地域産業政策の具体化(立案)に資する共同研究とする。

伏見の歴史・文化・産業と観光振興に関する研究 代表 北川 秀樹

京都市の南部に位置する伏見区は、桂川、宇治川など主要な河川が流れ、古くから伏見港などを中心に水運の拠点として栄え発展してきた。また、「伏水」と表されたように、良質な地下水が豊富で酒造業が発達し、全国有数の生産量を誇り伏見の代表的産業となっている。一方、伏見区の北に位置する深草地区には、奈良時代創建と伝わる伏見稲荷大社があり、近年外国人が訪れたい観光地の上位を占めにぎわっている。農業においては耕地面積市内第1位を誇り、米、野菜、花き等が生産され、市民への新鮮な農産物提供に大きな役割を担っている。
このように伏見区内には注目されている魅力や観光スポットが数多く存在するが、いずれも点的、断片的な存在にとどまり、観光地としての一体的な整備が必ずしも進んでおらず誘客面での課題が多く存在する。
申請研究は「伏水・蔵まち懇話会」の提言を踏まえ、深草から伏見大手筋、酒蔵のある地域を一体としてとらえ、地域産業の発展と培われてきた文化の発信に必要な課題を抽出し、今後の魅力あるまちづくりに有益な提言を行うことを目的とする。

外国人観光客と京都の民泊事情 代表 李 洙任

本研究では、外国人観光客数の急増がどのように京都の宿泊施設市場に影響を与えているかを調査し、考察することを目的とする。2019年度でプロジェクト最終年度を迎える。2017年の1年間で京都市に宿泊した人数は過去最高となる1,415万人で、外国人は318万人も宿泊している。急激に観光客数が伸びている京都では、これからさらに民泊への需要が高まっているが、京都の民泊規制は厳しい。2018年6月からは民泊新法という法律が施行され、届出をするだけで合法的に民泊運営ができるようになった。このように激変する民泊業界の調査を調査し、京都の民泊事情の特徴を解明する。大阪や東京の民泊事情とも比較しながら、国際的視点から国際比較も行う。

2018年度研究テーマ
地域産業政策の総合化・体系化及び立案に関する調査研究 代表 白須 正
伏見の歴史・文化・産業と観光振興に関する研究 代表 北川 秀樹
京都の農業ビジネス 代表 細川 孝
外国人観光客と京都の民泊事情 代表 李 洙任
2017年度研究テーマ
地域産業政策の総合化・体系化及び立案に関する研究 代表 重本 直利

地域産業政策は、地域の企業・産業活動だけではなく、生産・流通・消費・廃棄などの総合性の視点からの分析が求められている。また、政策主体をどのように捉えるかが重要であり、地方自治体および地域住民を中心とした政策主体の位置づけが課題となる。本共同研究は、地域産業論的視点と地域社会論的視点の総合化・体系化を目的とする。具体的は、国内の各地域の産業政策およびアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどの欧米の地域産業政策および地域社会政策を、これまでの豊富な文献・資料を用いて検討する。なお、同時にこの分野の文献・資料リストも作成する。こうした視点と検討を通して、具体的には京都における地域産業政策の総合化・体系化およびその具体化(立案)に資する共同研究とする。

機械・金属産業共同研究 代表 山西 万三

京都の機械金属産業には、きらりと光る企業が多くある。長島精工、カシフジ、村田機械、藤堂製作所、二九機械、ナベルなどである。また、注目されている京都試作ネットのような中小企業グループもある。これら企業は京都にとって重要な企業群であるが、その経営実態はほとんど解明されていない。また、産業論的な研究もこれからである。これらの企業の経営研究は、京都産業学にとって欠かせない研究である。さらに、こういった研究は、京都産業学センターのブックレット京都企業研究シリーズの発刊等を通して、我が国の産業研究の新たなページを開きつつある。すでに『島津製作所』『イシダ』『京都企業の人事労務の実際と論理』、『福田金属箔粉工業』を刊行し、『日新電機』も2017年3月刊行を目指して取り組んでいる。2017年度のブックレット発刊は見送られることになったが、京都試作ネット』などの中小企業の研究も進める必要がある。京都産業学センターのブックレット京都企業研究シリーズの刊行は、学会、産業界から産学連携の新しい形として大きな注目をあびている。未来志向での取り組みを行いたい。

京都の流通研究 代表 山西 万三

京都の産業においては、室町に代表される繊維流通、たけびしや鐘通など電子部品、半導体商社、白鳩のようなネット通販、などの流通関連企業・産業も大きな位置を占めている。京都産業学にとって流通産業の研究も欠かせない分野である。 また、機械金属産業など他業種においても原料資源の流通や製品流通は重要なテーマである。京都産業学シリーズ・ブックレット続刊刊行においても流通研究は欠かせない分野である。そこで、将来のブックレット発行を展望して研究に取り組みたい。これに付随して資料目録の作成もおこなう。なお、京都の代表的伝統産業である西陣織、京友禅染、清酒等のテーマ別や月桂冠等の企業別7ブックレット刊行も視野にしていく。

京都の伝統産業と観光:重層化された文化発信 代表 李 洙任

本研究では、観光業が京都の伝統産業にどのような影響を与え、どのように経済波及効果を与えているかを考察することを目的とした2015年研究テーマの継続研究で最終年度を迎える。観光庁の調査によると、平成28年4~6月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比7・2%増の9533億円と伸びた。しかし、国・地域別の訪日外国人1人あたりの旅行支出で、中国は22・9%減の22万円と大幅に減少した。前年は首位だった1人当たり旅行支出は5位に後退した。大量消費頼みの観光は数年で沈静化し、今後、大量消費の観光が再来するかは不明である。伝統産業の再構築が外国人観光客の急増で可能になりつつあるが、経済的視点だけで継承を物語るには限界があるであろう。よって、最終年度は以下の点について焦点を置きながら研究を展開する。

1.京都文化、歴史文化の積極的な世界への発信がどのような効果を生んだのかを継続調査する。特に京都伝統のアイデンティティの変容に注目する。

2. 外国人観光客の消費動向の推移が京都の伝統産業にどのような影響を与え、伝統産業がどのように変革をしているかを調査する。

3. 京都の産業の経済循環が他地域にどのように波及し、影響を与えているかを調査する。

2016年度研究テーマ
地域産業政策の総合化・体系化に関する研究  代表 重本 直利
京都まちづくり研究  代表 辻田 素子
機械・金属産業研究  代表 山西 万三
京都の流通産業研究  代表 山西 万三
京都の伝統産業と観光:重層化された文化発信  代表 李  洙任
2015年度研究テーマ
地域産業政策の総合化・体系化に関する研究 代表 重本 直利
京都まちづくり研究 代表 辻田 素子
機械・金属産業研究 代表 山西 万三
京都の流通産業研究 代表 山西 万三
京都の伝統産業と観光:重層化された文化発信 代表 李  洙任
2014年度研究テーマ
京都まちづくり・経済振興研究 代表 辻田 素子
京都の機械・金属産業研究 代表 山西 万三
京都の流通産業研究 代表 山西 万三
イシダの研究 代表 細川 孝
伝統産業の継承と革新に向けて:株式会社冨田屋 継続研究 代表 李 洙任
2013年度研究テーマ
京都のものづくり企業の研究 代表 細川 孝
京都まちづくり・経済振興研究 代表 山西 万三
商店街活性化研究 代表 山西 万三
(株)カシフジの総合企業研究 代表 山西 万三
伝統産業の継承と革新に向けて:株式会社冨田屋 代表 李 洙任
2012年度研究テーマ
京都のものづくり企業の研究 代表 細川 孝
京都まちづくり・経済振興研究…商店街活性化研究 代表 山西 万三
(株)カシフジの総合企業研究 代表 山西 万三
伝統産業の継承と革新に向けて:株式会社冨田屋 代表 李 洙任
2011年度研究テーマ
京都企業の人事・労務管理の特質に関する共同研究  代表 三島 倫八
異文化経営学の視点から見るMKタクシーの経営戦略(継続研究)   代表 李 洙任
「島津製作所」の総合的研究(継続研究)  代表 由井 浩
2010年度研究テーマ
MKタクシーのCSR(Corporate Social Responsibility)推進力(継続研究)   代表 李 洙任
「福田金属箔工業」の経営手法の研究(継続研究)  代表 重本 直利
「島津製作所」の経営学的研究--過去・現在・将来--(継続研究)  代表 由井 浩
2009年度研究テーマ
MKタクシーのCSR(Corporate Social Responsibility)推進力  代表 李 洙任
「福田金属箔工業」の経営手法の研究  代表 重本 直利
「島津製作所」の経営学的研究--過去・現在・将来--  代表 由井 浩
2008年度研究テーマ
京都観光学―京都におけるトランジット・モール実施について―   角岡 賢一
京都市のアジア観光客誘致戦略とその考察   李 洙任
「京都企業」における産官学協働の歴史と論理およびその類型化の試み   重本 直利
京都における老舗企業の経営革新  大西 謙
2007年度研究テーマ
京都東九条も在日朝鮮人女性:交錯する国籍と人種の狭間で生きる在日朝鮮人女性たちのエスノグラフィー  李 洙任
京都の観光産業と伝統文化について   角岡 賢一
イマムラ総業と五大エンボディについて   守屋 晴雄
京都企業における雇用の流動化と女性労働の実態調査研究   三島 倫八

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