
▼解決を目指す「社会課題」
石津 愛永さん
経営学科 3年生(京都府 龍谷大学付属平安高等学校 出身)
「普通に生活をしているだけでは、企業が求める能力は獲得できない」という先生の言葉に強く共感し、このゼミを選びました。
高校時代にクラブ活動の部長を務め、チームを動かす難しさや自分の能力不足を痛感していた私は、このままでは社会で生き残れないという危機感をもっていたからです。ゼミでは、創造的な企画を構築する3つの条件と、それを達成するために必要な8つの人間特性の活用法を学びます。後輩へのコーチング活動をとおして、チームのメンバーが違えば集まる情報や組み換え方が変わり、新たなストーリーが生まれる楽しさを感じています。自分がタスクをこなす場合ならできることも、人に教えるとなると一気に難しくなります。わかっているつもりでも理解が曖昧な部分も多く、現状と目標を俯瞰して見る重要性にも気づけました。社会で求められる能力を着実に獲得し、自分の可能性をさらに高めていきたいと思います。
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山崎 遥香さん
経営学科3年生(兵庫県立伊丹北高等学校 出身)
就職活動をはじめるにあたり、自信をもってアピールできる強みをつくりたいと考え、企業が求める能力の本質を学べるこのゼミを選びました。
最も成長を感じるのは共感力です。他学年の学生や留学生とチームを組み、ビジネスリーダーの前でプレゼンテーションを行う海外交流プログラムは、私にとって大きな挑戦でした。説明の論理性やメンバーの自主的発信をうながすことに苦労し、初対面のメンバーと協働する難しさを実感するも、個々の理解度やペースに合わせたアプローチの重要性を学んだことで、共感力を活かしたコミュニケーションが展開できたのです。その結果、チームの心理的安全性が高まり、共感の声をいただけるほど新奇性のあるプレゼンテーションを構築できました。このスキルは、多様な利害関係者が絡み合う法人営業で大いに役立つはずです。私だけの強みを活かし、新たな価値創造に貢献していきたいです。
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▼解決を目指す「社会課題」
清水 啓丞さん
経営学科 3年生(奈良県 奈良女子大学附属中等教育学校 出身)
現代社会では、企業の価値を正確に分析し、適切な判断を下すことが重要です。私が所属する濱田ゼミでは、会計や金融の専門知識と技術を活用し、企業の財務分析に取り組んでいます。
具体的には、業界ごとの企業研究を行い、財務諸表や経営指標から企業の実態を読み解いていきます。私が所属する班では、低金利政策の転換期にある銀行業界に着目し、メガバンクと地方銀行の財務構造を徹底的に分析しました。各行の財務諸表の構成比率や財務指標を比較・検討することで、業界の将来性や各企業の競争力を客観的に評価する手法を理解します。業界分析の過程で特に重要だと実感したのは、能動的な情報収集の有意性です。インターネット上に流布する情報をそのまま受け入れるのではなく、財務諸表という確かな根拠に基づいて独自の分析と考察を行うことで、既存の通説とは異なる新たな結論を見出すことができました。
ゼミでの学びは、就職活動や投資判断など、実社会での意思決定につながっています。ゼミ生の多くが金融業界をめざすなか、地方銀行の可能性について確かな情報から一つの結論を導き出せたことは、非常に有意義であったと感じます。企業の経営状態や将来性を客観的に分析できる力は「貯蓄から投資へ」という時代のニーズに応える重要なスキルとなるでしょう。さらに研究を深めれば、企業のマネジメントや危機管理といった管理会計の分野にも応用でき、コンサルティングを通じて社会にも貢献できます。チーム活動で養われた問題解決力や組織運営の経験も、かけがえのない財産となっています。将来は税理士として、専門知識と実践力を活かしながら、クライアントと深い信頼関係を築いていきたいと考えています。財務諸表という確かな数字から企業の真の姿を見極め、適切な判断へと導いていける、会計のプロフェッショナルをめざします。
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▼解決を目指す「社会課題」
大角 ひなたさん
経営学科 3年生(京都府立洛西高等学校 出身)
高度情報化社会といわれる現在、企業が課題を解決するには、情報活用とデータ分析が欠かせません。それらのスキルを身につけるために、私が所属するゼミではチームに分かれてロボットプログラミングやビジネスゲームなどを行い、課題解決に向けた文献調査や資料収集、調査報告に取り組んでいます。
ロボットを想定どおりに動かせるまで失敗・分析・修正を繰り返す過程からは、作業を順序立ててすすめる計画性がプロジェクト達成の近道であると学びました。また、一人ひとりが社長になって会社を経営するゲームからは、ビジネス戦略には、競合他社や社会情勢も考慮に入れる視野の広さが重要であると学びました。これらの活動をとおして、情報を精査する能力と理論的な思考力、情報共有に必要な説明力やコミュニケーション力、協調性が養われました。卒業論文は「IT・ICTを活用した農業の発展」をテーマにすすめる予定です。
特に印象深い取り組みは、印刷会社の方々のご協力のもと、商品の開発・販売を手がけたことです。オリジナル商品を百貨店の催事スペースで販売する際は、出店場所や人の動線を踏まえた陳列、利益を見込んだ価格設定といった課題が山積みでした。そうした苦労を乗り越えたおかげで、購買意欲を促す商品デザインや店舗レイアウト、接客にも工夫を凝らせるようになりました。さらに多角的な視点からアプローチする力が鍛えられ、予想外の状況やトラブルに直面しても臨機応変に対応する力もつきました。能動的な行動力をはじめ、情報を収集・分析し自らの意思決定に反映させる技術など、ゼミ活動をとおして得たスキルを、今後の自分自身のキャリアに活かしていきたいです。誰しもインパクトのある情報や思い込みにとらわれがちですが、適切なICT活用の知識を身につけることで、より良い日常生活や企業活動を行えると信じています。
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