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Faculty of Business Administration

経営学部

細川 孝

細川 孝
教員氏名
細川 孝 教授

人となりを教えてください(座右の銘や、学生にお勧めする本等)

 座右の銘は「よき力に不思議に守られて」です。これは、神学者ディートリッヒ・ボンヘッファーの詩の一節を紹介した、長谷部弘・小林望編『よき力に不思議に守られて―石原博信仰日記』新協出版社、1990年によって知りました。他には、「自分の能力に壁をつくらない」と「決断が個人をつくる」というのが好きな言葉です。
 ゼミでは、「異なる階層の人々、異なる世代の人々と連帯して新しい価値をつくる」ことを目ざしています(が、実際にはとても難しい課題と感じています)。
 学生のみなさんに是非読んでほしいのは、永田和宏『知の体力』文春新書、2018年です。大学で学ぶことの意味を考えるのに最適です。著者の恋愛論もとても有益です。上記の『よき力に不思議に守られて―石原博信仰日記』も読んでほしい本の一冊です。若くして亡くなった石原氏のことを知ったのが、わたしが30歳で大学院に進学した契機の一つになりました。

専門分野について

 担当科目は株式会社論であり、これに関わっては経営学の中でも企業論という分野が専門分野となります。そのため自己紹介する際には、「現代企業論」専攻としています。もともとは巨大企業、とくに現代医薬品企業を対象にした研究を大学院生時代から進めてきましたが、現在では地域企業や農業経営にも関心を広げています。
 他には大学評価学会という学会の設立(2004年3月)に関わりましたので、大学評価論にも関心をもっています。それとも関連して学費問題については原稿を執筆したり講演したりしてきました。また、大学経営や大学のガバナンスについての研究にも取り組んでいます。
 学生のみなさんが学生時代にワークルールを学ぶことが不可欠と考えており、そのような関心もあって過労死防止学会の研究活動に参加しています。それは、わたしの関心からすると企業社会論と呼ばれる分野であり、森岡孝二氏の研究を担当科目(現代社会と企業)で紹介したり、過労死・過労自殺のご遺族の方に講演いただいたりしています。
 企業・経営を経済(的な効率)性のみからとらえるのではなく、社会性、社会的な存在としての企業という視点からもとらえるような教育と研究に取り組んでいます。

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